必要ない枝を切断し病気にならないように薬を塗っておく。
このように剪定しておくことで必要な部分だけを残し栄養分が偏らずに均等に枝にいくような剪定をしております。
これをやっておくことにより春には素晴らしい花が咲き、そして秋には実がみのります。
枝を風で折れないように結ぶのも冬場の仕事です。
結びかたにも特徴があり枝にストレスを与えないように結ぶのも特徴です。
冬囲いならぬ風囲いです。
花株を一つ残し花を剪定します。
そうすることにより、栄養が一点に集中されより良いなしができるのです。
ここでも不必要な枝を剪定するのです。
これはプロの目と経験が重要視されているようです。
ここから花と枝を切り離しヤクをとりだすのです。
かなりの量なので途方もない仕事です。
花だけを機械にかけヤクをとりだします。
左図のようにヤクだけをとりだしたものをねかし、右図の機械にかける事により一定の温度でねかすことができ花粉をとりだすことができます。
ようやく花に花粉づけという仕事になるわけです。
このような順番で花が咲き実るのです。
この順番で花粉付けも行います。各種類によって花粉の配合も違ってくるので慎重に配合し、花粉づけします。
花の特徴はほとんどなく幸水だけは花びらが大きいのが特徴だそれとル・レクチェは葉が緑でギザギザで和なしとは違うのでわかりやすい。
その他を見分けるのは素人では難しく場所を覚えるしかなさそう・・・
この作業が最も重要な作業になるので慎重に毎年行います。
花が一株に6、7咲くのですが根元から数えて2、3番目のところをかるく、やさしくポンポンと花粉づけします。
これは、1番目をつけると実がかたくなり4番目以降をつけると茎が細く先なので実に栄養がいきにくいという状態になるのです。
ですので2、3番目がベストポジションというわけです。
先端に綿がついているもので花粉づけします。
これはなし専用です、なぜかというと他よりも綿が1.5倍位大きいのです。
先ほど話したように2、3番目のところにつけるのですが、より確実につける事ができるのでこれを使用しています。
ただし、3・4個の花に実がなります。ですので、後の作業が大変になる事は事実です。どちらが良いかは??です。
確実に実をつける正攻法でいきます。
花粉はなしの種類によりいろいろ配合があるそうなのですがそれはその土地によりオリジナルで配合されているようなので企業秘密だそうです。
この配合、そして花粉づけにより味の面々でもかわってくることは間違いなく重要な作業のようだ。
花びらの残骸がわかるでしょうか??花粉づけをしていないものです。
これは的確に一つに付いているので花びらを取ってやるだけです。自然と落ちるのでそのままでも大丈夫です。
このように一発確実だと後が非常に楽になるというわけです。
どんどん実が膨らんできました。
この後、1ヶ月くらいで袋かけをします。
ここまでくると一段落です。
この間にブドウの作業をするのです。