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ル・レクチェ作りについて

冬の仕事(1月~2月中旬の様子)
冬の仕事(1月~2月中旬の様子)

必要ない枝を切断し病気にならないように薬を塗っておく。 このように剪定しておくことで必要な部分だけを残し栄養分が偏らずに均等に枝にいくような剪定をしております。
これをやっておくことにより春には素晴らしい花が咲き、そして秋には実がみのります。

枝を風で折れないように結ぶのも冬場の仕事です。
結びかたにも特徴があり枝にストレスを与えないように結ぶのも特徴です。
冬囲いならぬ風囲いです。

春の仕事
春の仕事

花株を一つ残し花を剪定します。
そうすることにより、栄養が一点に集中されより良いなしができるのです。
ここでも不必要な枝を剪定するのです。 これはプロの目と経験が重要視されているようです。

ここから花と枝を切り離しヤクをとりだすのです。
かなりの量なので途方もない仕事です。 花だけを機械にかけヤクをとりだします。

春の仕事

左図のようにヤクだけをとりだしたものをねかし、右図の機械にかける事により一定の温度でねかすことができ花粉をとりだすことができます。
ようやく花に花粉づけという仕事になるわけです。

花粉付け作業(4月中旬~5月初旬の様子)
花粉付け作業(4月中旬~5月初旬の様子)

この作業が最も重要な作業になるので慎重に毎年行います。

花が一株に6、7咲くのですが根元から数えて2、3番目のところをかるく、やさしくポンポンと花粉づけします。
これは、1番目をつけると実がかたくなり4番目以降をつけると茎が細く先なので実に栄養がいきにくいという状態になるのです。
ですので2、3番目がベストポジションというわけです。

花粉付け作業(4月中旬~5月初旬の様子)

先端に綿がついているもので花粉づけします。
これはなし専用です、なぜかというと他よりも綿が1.5倍位大きいのです。
先ほど話したように2、3番目のところにつけるのですが、より確実につける事ができるのでこれを使用しています。
ただし、3・4個の花に実がなります。ですので、後の作業が大変になる事は事実です。どちらが良いかは??です。 確実に実をつける正攻法でいきます。

花粉はなしの種類によりいろいろ配合があるそうなのですがそれはその土地によりオリジナルで配合されているようなので企業秘密だそうです。
この配合、そして花粉づけにより味の面々でもかわってくることは間違いなく重要な作業のようだ。

剪定作業
剪定作業

一株に3、4個ついているものを右図のように2個にします。ル・レクチェは根元が弱く取れやすいので2つにしました。他のなしは1つにします。もう少し時間がたちしっかりしてきたら1つにします。 そうすることにより一つに栄養がいきおいしいル・レクチェができるというわけです。

剪定作業

このような木に花粉づけから剪定作業まで延々とつづくわけだから途方もない労力が積み重なっていることがわかると思う。
更には木の状態を常にチェックし自らが自然と一体になり毎日作業をしているのでおいしいものができるのだと自負している。
自然と楽しむそうだ。そうすることにより疲れがとれるそうです。

剪定作業

ねもと部分に細い針金線がついているのでそれをくるっとまきます最後に袋のあたま部分を押してあげて完成です。
これは風に対応するために必要な作業です。
これら作業を、一つ一つ傷つけないようにやっていきます。 実はなしの種類により袋はちがいます。